運転免許

イタリアの運転免許が取れた。長い道のりだった。すべてのイタリア移住者のため、あとものずきな日本人のため、記録をつけておく。

1. 日本の免許証の翻訳
→ これを日本領事館で作ってもらう。ミラノに行かないとならない。予約をするとその日のうちに作ってもらえるのだが、一日ミラノにいないといけないので、二回行った。ただ、領事館の人は親切で悪くない。約40ユーロ。

2. 日本の免許証の翻訳の証明
翻訳がちゃんとしたものである証明を、パルマの県庁で作ってもらう。これもすぐにできないので、二回行った。しかし、ここは不親切で、守衛も「何しに来たの」って邪険だし、担当のおばちゃんも冷たい。ちなみに翻訳の証明に、証紙みたいなのをつけないといけない(Franco Bollo)。これを県庁の近くのたばこやで買う。約15ユーロ。

3. 居住証明
Storicaなんちゃっていう、居住証明をパルマ市役所で取る。これは県庁と違う建物。これは一回で取れたが、2時間ほどかかった。市役所に約15ユーロ払う。

4. 手続き料
手続き料を郵便局で支払う。支払うには、陸運局でもらう支払用紙が必要。合計50ユーロくらい。これは一回で済む。

5. 健康診断
医師の健康診断書が必要。これは、かかりつけの医者に作ってもらった。けど、そのあと、申請を全部頼もうと思って自動車学校に行ったら、「こんな証明書じゃだめよ」と言われ、もう一回作った。自動車学校に毎週医者が来るので、その日に合わせて学校に行って、診断を受ける。診断自体は非常に単純で、視力検査と問診だけ。これで40ユーロくらい。おれは一回目も20ユーロくらい払ったからもったいなかった。

しかし、この自動車学校はひどくて、あと残り手続き全部代理でやってほしい、と頼んだら、あなたのはよく分からないから無理、だって。話違うんですけど。カッツォ!!

6. 陸運局
これが本番。上で書いた書類を全部そろえて持っていく。実は一回目に行ったら2. が足りないと言われて、もう一回行った。それで受理してもらって、「一か月以内にできるので取りに来て」と言われた。三週間後、取りに行ったら「まだ」と言われたので、一か月後に行った。結局四回行ったなあ。まあしかし、日本の二俣川の方が機械的な処理をされて嫌な感じ。こちらの方が、なんか知らんが少し雰囲気がよかった。

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苦労して取った甲斐あって、有効期限は10年間!!!これで日本に帰っても出張のときも使えるっぽいよ。