日本経済新聞社刊『まるごとわかる中東経済』

まるごとわかる中東経済

2009年2月刊。
4年前ドバイショックの前に刊行されていて、かつリーマンショックのあとの混乱期に刊行されているので、最新情勢が反映されているわけではないのだろが、基本情報を得る入門編としては役に立つ。仕事の時の小話には使える。以下、メモ。

• サウジアラビアの政策運営、6人の王族秘密会合で巨額資金の運営が決まる。王族がとにかくたくさんいる。
• 「中東の紛争は地域や対象を限定する力が強く働き、他の地域への影響は少ない」「過激組織もドバイの発展を破壊しようとはしない」。
• ラマダンは意外と苦にされていないとも言われる。日没とともに、友人と長い食事をとることもあり、ラマダン中に体重が増える人も少なくない。

あと、巻末に中東各国の基本情勢の数字がまとめてあるのがありがたい。